横浜FC

天皇杯で発生した事象に関してのご報告

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2019.8.23 Fri

日頃より横浜FCへの熱いご声援をいただき厚く御礼申し上げます。

2019年8月14日(水)ニッパツ三ツ沢球技場で開催された天皇杯三回戦、横浜FC vs 横浜F・マリノス(19:00キックオフ)に於いて、試合前に横浜FC側自由席(ゴール裏付近)で発生した事象についての経緯と原因、今後のクラブの対応についてご報告いたします。

尚、本件の事象の事実整理については当該関係者と直接面会したうえで、以下の経緯を確認しました。

【発生事象】
・8月14日 試合開始前
横浜FC側自由席(ゴール裏付近)で、座席を確保したグループ[甲]が、一部のサポーター[丙1][丙2]の迷惑行為により座席を移動せざるを得ない事象が発生。

【経緯】
■8月9日
横浜サッカー協会からクラブへ、試合当日の待機列についての連絡
■8月13日
「天皇杯三回戦に関してのお知らせ」を横浜サッカー協会ホームページへの掲載にあわせて、横浜FC公式ホームページへ掲載
※横浜FC側自由席は当日朝9時よりシート張りが可能
■8月14日
・8時30分頃:当該グループ[甲]は陸上競技場の待機列で順番待ちをし、シート張りを行う(前方から約20番目)
・16時頃〜:場内横断幕取り付け開始
・17時頃〜:スタジアム入場開始
この時、前方から数えて4列目付近に大きい旗で座席の確保がされていたが
1〜3列目は無人であったためグループ[甲]は着席。

着席後しばらくして、リーグ戦で応援の中心となっているサポーター[乙1]から「ここはゴール裏の応援の中心部になるので、(一緒に)立って応援をしてもらいたい」旨を当該グループ[甲]へ伝える。

[甲]はそれに応じる形で、当時食事をとっていたが、立って応援をするため、急ぎ食事を済ませようとした。
※この時小さなお子様もおり、ゴール裏の中心部となるため、他の座席への移動も検討し探したが、当初一緒に席を確保した15人程が座れるスペースは既に見当たらない状態だった。

この間に、ゴール裏の応援の中心となるサポーター[乙2]から「この地帯(ゴール裏中心部)は大きな旗が振られるエリアで、サポーターが密集する地帯なので移動した方が良いのではないか」との声かけがあった。

その後、一部のサポーター[丙1][丙2]がやってきて、強い口調でグループ[甲]を怒鳴りつけるような状態になった。

[甲]に対する上記一部のサポーター[丙1]の態度を見かねた、応援の中心となるサポーター[乙3]が止めに入った際に小競り合いが発生。

これ以上のトラブルを回避するためグループ[甲]は席を移動するに至った。

【原因】
本件の発生に至った要因として、以下3点。

[座席に関して]
リーグ戦と異なり、通常時と異なるシート構成であった点
・天皇杯当日の横浜FCのバックスタンド観戦スペースがほとんど無い状態で、普段バックスタンドで観戦している方もゴール裏へ行かざるを得ない状態であった。
・横浜FC側の観戦エリアの詳細のご案内がクラブとしてできなかったこと。

[応援エリアに関して]
・上記のイレギュラーもあり、リーグ戦時に普段から応援の中心部で、立ち上がり、声を出し、大きな旗を振る方が多いエリアに於いて、普段バックスタンドで観戦しているグループ[甲]がゴール裏中心部に席を取ることとなった。

[一部サポーターに関して]
・一部サポーター[丙1][丙2]が迷惑行為をはたらいた。

【対応策】
1.次年度、天皇杯に関するチケット・観戦スペースの見直しを主管サッカー協会と協議する。

2.クラブから当該サポーター[丙1][丙2]へ厳重注意を行い、今後同様の行為を行わないよう誓約書に署名をさせる。
クラブから厳重注意を行うとともに、以降同様の行為が行われないよう警備を配置するなど注意する。

3.スタジアムに於いて、応援の中心となるホームゴール裏のエリアは試合当日、様々な応援アイテム(旗やビッグフラッグ、ゲーフラ等)を使用して応援が展開されるため、ゆったりとした観戦目的には不向きであることを場内ポップやスタジアムビジョンで告知するとともにアナウンスを行う。

一部サポーター[丙1][丙2]の迷惑行為によって、少しずつ一体感のあるスタジアムを創り上げようと努力している過程が崩れる可能性のある非常に重大な事象と考え、大変遺憾に感じております。

今回特定した該当サポーター[丙1][丙2]は厳重注意、誓約書に署名をさせ、次回同様の行為があった場合には相応の処分を下すとともに、クラブとしても運営面での改善、事前に予測できたリスク対策を講じることができなかった点を大いに反省し、後半戦の戦いに活かしてまいります。

以上