トップチーム通訳 源 ガブリエル氏 契約満了のお知らせ
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2021.12.20 Mon
2021シーズンをもって、トップチーム通訳の源 ガブリエル氏が契約満了となりましたのでお知らせします。
源 ガブリエル(Gabriel MINAMOTO/通訳)
■生年月日:1997年3月17日(23歳)
■出身地:群馬県
■経歴:
2020~2021 ポルトガル語通訳
■源 ガブリエルコメント
「皆様お久しぶりです。ポルトガル語通訳の源ガブリエルです。突然のご報告となりますが、この度、2年間勤めさせていただいた横浜FCでの通訳としての契約が満了となりました。横浜FCの仲間を含め、多くの方に直接ご報告とご挨拶ができなかった事を残念に思いますが、このリリースコメントを通して、感謝の気持ちを伝えさせてください。
多くの出会いに恵まれた、横浜FCの通訳としての2年間は、学びに溢れた、充実の日々でした。2020年2月14日の午前10時に電話が鳴り、その4時間後に急遽、横浜FCとのミーティングをした事が、このクラブとのご縁の始まりでした。それから約1週間後には、既にヴィッセル神戸との開幕戦に帯同していましたが、Jリーグで通訳としてお仕事をするなんて想像したことも無かったため、 正に驚くような出来事でした。
2年間で起こった数多くの出来事を鮮明に覚えていますが、特に印象的だったのが開幕戦でのことです。ウォーミングアップ前に、大学の同期のカツ(中山克広)が、「ブローロって、試合の前に熱いスピーチをするんだけど、彼の思いを、感情を、なるべくそのまま訳してほしい。熱量を持ってやれるとベストだよ!」とアドバイスをくれ、「よし!やってやるぞ!」と意気込んで挑んだものの、「やばい…ブローロって、めちゃくちゃ哲学的な話をするし、この熱量のままに、そしてテンポ良く、長文を通訳しないといけないのか…」と、超えなければならない壁の高さに衝撃を受けました。その後も、試合前のブローロのスピーチを訳すことに自信がなく、怖がっている自分がいて、その課題を克服するには多くの時間と経験を要しました。
僕のSNS(InstagramやTwitter)の投稿や、横浜FCの動画コンテンツ”HAMABLUE FILM”で、僕が通訳する場面を目にしてくださった方も多いかと思います。まだまだ、通訳者として課題の残るパフォーマンスだったかと思いますが、壁に本気で向き合い、2年の歳月をかけて弱点に打ち克った成功体験は、一生ものの財産となると確信しています。また、SNSを通じて、僕の通訳している姿に反応・コメント等をしてくださった皆様へ、この場をお借りして心より感謝申し上げます。コメントの一つ一つが日々のモチベーションに繋がりましたし、心が折れそうになった時も、皆様の存在が頑張り続ける理由になりました。
全てが初めての経験で、日々の仕事についていくのも精一杯だった僕に、手を差し伸べ、時には正面からぶつかってきてくださったスタッフや選手。成長を促してくださった彼らにも、この場をお借りして感謝申し上げます。 Muito obrigado.
ブローロ、レアンドロ・ドミンゲス、マギーニョ 、クレーベ 、アルトゥール ・シルバ、ガブリエウ・コスタ
、サウロ・ミネイロ、フェリペ・ヴィゼウ
彼らの様なプロフェッショナルと出会い、共に日常を過ごし、人生の一部をサポートできた事を、名誉に思います。職業としての彼らとの関わりは、これをもって終了してしまいますが、多くの困難を共に乗り越えた戦友として、仲間として、これから先も彼らを応援し、サポートしていけたら幸いです。本当に多くの思いが溢れてきて、『あれも、これも伝えたい!』という思いでいっぱいですが、これにて、ご挨拶とさせていただきます。今後も、この業界で経験を積ませていただける機会がありましたら、このクラブでの学びを最大限に活かし、精進する所存です。幸せな2年間をありがとうございました。」