横浜FC・夢で逢えたら授業 in 横浜市立宮谷小学校
- ホームタウン活動報告
2023.9.12 Tue
9/12 横浜市立宮谷小学校
ニッパツ三ツ沢球技場にほど近い宮谷小学校は、昨シーズンからご一緒できるSDGsの取組を共に探り今シーズンは少しづつ形になりつつある取り組みを進めている小学校です。
今回の「夢で逢えたら」は「今日の給食は何を食べた?」の質問から始まり、とても和やかな雰囲気でスタートしたはずが・・・なぜか今日のお昼ご飯は何を食べたのか緊張のあまり忘れたようで「あれ?何食べたっけ?」という選手の一言からで始まったクラスもあり(さて、誰かな?)・・・心地よいゆったりとした時間の中で、岩武克弥選手、高井和馬選手、井上潮音選手の「夢で逢えたら」が始まりました。
選手たちの今回の「夢」についての主なテーマ・・・
「好き」を夢に繋げてほしい。夢は○○という職業になることが全てではない。こんな人になりたい、こんなことをしたいということも夢の1つ。夢はずっと同じである必要もないし変わることもあるけど、夢があることで頑張れることもたくさんあるから、だからこそ夢をもってほしい。
人と比べてほしくない。自分が楽しいと思えるものを見つける。自分が楽しむこと。自分が楽しいと思うこと、好きだと思うことは自然と続けられるものになり「楽しいことはあきらめることができない」モノになる。
自分の夢に自信をもって語ってほしい。その思いの強さが自分自身への責任にも繋がる。
「才能」は誰にでもあるもの。それが何なのか今は気づいていないかもしれないけれど好きなことを続けていくことで「自信」が生まれ「熱意」が上乗せされることで「才能の表現」につながっていく。
学校に通えること、先生が授業をしてくれること、家に帰ったらご飯があること、全てが当たり前ではなく、両親や先生たちに支えられて初めて当たり前になっているけど「感謝を忘れないこと」
選手の話に頷きながらとても真剣に聞いている児童も多く意識的に取り組んでくれていた印象です。
そして、児童の夢を発表する時間ではクラスのほぼ全員が積極的に手を挙げてくれて、たくさんの夢が教室にあふれていました。
事前にタブレットに質問を箇条書きで考えて来て、一つ質問するごとに赤線で消していくなど、この授業を楽しみにしてくれていたんだな、と感じました。
児童の皆さんからは「今日の授業をするまでは夢をもったことがなかったけれど、話を聞いて少しだけ夢を持つことができそうです」「人と比べないという話を聞いて、自分自身の夢に自信をもつことができたました」「みんなの前で発表ができて、自信にも繋がったし、発表することの大切さを知ることができました」「なかなか結果が出ずあきらめようかと思っていたけど、今日のお話を聞いて、あきらめずにまた頑張ろうと思うことができました」などの感想をいただきました。
児童の皆さんの夢は、2.5次元のアイドル、イラストレーター、動画クリエーターなど、今の時代を反映しています。
どんな夢であったとしても、この「夢で逢えたら」の授業で、時間をかけてじっくり向き合えること、今すぐに考え方が変わるきっかけになること、それぞれ違うと思いますが少しでも児童の皆さんに選手の声が届いていてくれたら嬉しいです
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自身が今でも大切にしている言葉を残してきた選手のお話をここにも記しておきます。
「頑張りすぎないでね、でも頑張りなさい」という言葉を残してくれた亡き祖母。
この言葉は、自分の中で限界を感じた時には逃げてもいい、逃げてもいいけど最後には「どうなりたい」「こうしたい」その思いをたくさん持ってまた挑戦してほしいという意味だと思っています。
逃げたいときには逃げていいから、最後にたくさんの思いをもってまた挑戦する心を大切にしてほしいです。